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『上州の飛脚―輸送網、金融、情報―』(みやま文庫、2022年)。定価1500円。285頁。

 『江戸の飛脚』では全国を視野に入れて飛脚の素描を試みたが、『上州の飛脚』では上野国(群馬県)に絞り込んで、藤岡、高崎、前橋、伊勢崎、桐生には京屋弥兵衛と嶋屋佐右衛門(いずれも江戸定飛脚仲間の業者)の出店が置かれ、また大間々、渋川、前橋、沼田、伊勢崎、太田、館林に取次所が展開された。また上野国内の飛脚賃、上野国から江戸までの飛脚賃、江戸店から江戸府内各所への飛脚賃などを記載。また出店支配人を務めながら文化活動にも携わった橋本彦八(嶋屋桐生店)、冨田永世(京屋藤岡店)についても記述。

『江戸の飛脚―人と馬による情報通信史―』(教育評論社、2015年)。定価2600円。383頁。

 飛脚の淵源、江戸時代の様々な飛脚を紹介。江戸・京都・大坂における三度飛脚の業者一覧表、東海道・中山道・奥州街道における取次所の一覧を掲載。江戸定飛脚仲間とは、京屋弥兵衛と嶋屋佐右衛門とは何か。京屋と嶋屋の出店・取次所のネットワーク、飛脚問屋の輸送、金融機能(荷為替手形、融資、預り金、送金)、飛脚事件簿、幕末維新期の飛脚問屋など。章間にコラム(飛脚を題材とした俳諧、狂歌、川柳など)を設けて箸休みとした。2022年4月27日付朝日新聞「天声人語」欄に本書が引用された。

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​『桐生新町の時代―近世在郷町の織物と社会―』(群馬出版センター、2016年)。定価3000円。658頁。

 

 群馬県桐生市の本町と横山町は江戸時代中後期に上野国山田郡桐生新町といった。農村に成立した町場「在郷町」であった。その新町創立と発展の原動力となった織物産業について、絹市(取引)、買次商(仲買)、織屋(自家製造、また賃機への製造発注)、技術革新(高機の導入、先染め紋織物)について触れる。また桐生新町の行政については村役人(名主、組頭、火消役)、出羽松山藩桐生陣屋にも言及する。桐生新町で起きた機織り工女殺人事件、その他の事件(人身売買、窃盗、失踪など)、また桐生新町の交通事情(根本山参詣、冨田永世の来桐、伝馬役と幕末の問屋場設置)、文化事情(牛頭天王祭礼〈祇園祭り〉、煮売り渡世など食事情)も扱い、多角的な視点から在郷町の実態に迫る。

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